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無意識を追いかける。『IN』 [本]

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  • 作者: 桐野 夏生
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/05/26
  • メディア: 単行本



桐野夏生『IN』読了。

恋に落ちて、粘着質に燃えて、別れた小説家♀タマキと編集者♂青司。
大作家緑川未来男の著作に登場する愛人○子と妻千代子と緑川本人らしき人物。

○子は誰なのかを探る小説を書こうとする小説家タマキの創作の過程に、
タマキの人間関係と緑川を巡る人々がリンクしたり離れたりしながら
物語がゆるゆると進む。

でもそれぞれの強さと魅力に引き込まれて、
3日で読了した。

『小説とは皆の無意識を拾い集めて、
 物語という時間軸とリアリティを与え、
 さらに無意識を再編することだと気づく』

というタマキ。
まさにこの作業の過程を見せつけられる小説。

自分の無意識を1つ1つ顕にするような小説という印象だった。
怖いけど、でも覗きたい。


で、そんなワールドにひたりたくて、
また次も桐野夏生作品に手が伸びる。



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